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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2010年10月22日

そろそろ「反日」なんて言葉やめっべず

「反日」なんて言った途端、自分を高みにおいて相手を見下しているんだってことに、なんで気が付けないのだろう。
80年代アメリカで日本車がかなりたたかれたことがあったけれど、その時に「反日」なんて言ったか?
例えば原爆や米軍基地の問題について、アメリカに対して抗議のデモをするときに「反米」デモなんていうか?
韓国・中国の人々が日本に対して頭にきてるときというのは、大抵歴史認識について日本側からおかしなことを言い出したりしたときだ。
今回の尖閣諸島に関しても、オレ自身は、尖閣諸島の領有については日本のほうが中国よりも有利だと思っているけれど、日本と中国が、国民感情を刺激しやすい領土問題について、じっくり交渉できる相手同士になっていないのは、結局「大日本帝国」の行為を、きちんと清算できていない日本という問題が根底にあるからじゃないのか?
ましてや、「大日本帝国」の行為をなかったことにしようとしている人たちが元気な日本の状況をみれば、領土問題に関して純粋な交渉が望めるとは、中国はもちろん、アジアの多くの国が思っていないことは簡単に予想がつくことじゃないか。
領土的野心があるから尖閣諸島を欲しがっているのだとしか受け取られない。日本のマスコミが中国側の思惑に対して邪推するのとなんら変わらないのだ。

さらに言えば、日本のマスコミがよく言う、「反日」教育を受けた人々が「愛国心」でもって、「反日」デモをやるんだ、というのは本当にひどい言い方だ。
「大日本帝国」によって被害を受けた人々が、受けた被害について学ぶことが「反日」なのか?
沖縄戦を教えれば、または、原爆を教えれば「反米」教育になるのか?
このこと一つをとっても「反日」という言葉が、非常にいい加減で、いかに相手を見下している言い方なのかがわかりそうなものだ。
しかし、多くの日本人はこの言葉を簡単に使ってしまう。平気で使う。
さらに一部の人は「だから中国(韓国)はオカシイんだ」「だから韓国(中国)が嫌いなんだ」と続ける。
結局、「反日」云々と口にだした瞬間、中国や韓国の人々と対話しよう、交渉しようという気持ちを、日本人自らが断ち切っているのだ。
そして、自分で理解のための糸口を断ち切っているくせに、中国や韓国などで何か事がおこると、「よくわからない国」だとか、「おかしな国」だとか、「怖い国」というイメージでみるのは相当に自分勝手なことだ。
これから中国はなんだかんだで、アジアの中心になっていく(なっている)。この状況に加え、韓国と北朝鮮がもし統一を果たしたとき、日本人が、現在のようなアジア認識しか持てないのであれば、日本は完全にアジアから見放されてしまうだろう。
そうなる前に自分たちが使っている「反日」という言葉について、もっと深く考えてみるのは無駄じゃないと思うんだけれど。

※ちなみに10月16日に東京であった中国に抗議するデモについて、マスコミが少し報道してたみたいだけれど、このデモに関して「反中」デモという言葉で報道したマスコミは寡聞にして知らない。
デモに参加した当事者たちは「反中」デモと呼んでいたかも知れないけれど。
  

Posted by はぬる at 00:00Comments(2)日本とは

2010年10月11日

人の振り見て…

日本国内の政治的に大事なことや、一部の政党及び思想・考え方を排除して、
人々になるべく知られないようにしている日本マスコミに、
今回劉氏が平和賞を受賞したことについて、
中国で報道が規制されている件をとやかく言う資格はないよね。
  

Posted by はぬる at 01:25Comments(0)日本とは