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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2011年09月25日

白河以北一山百文

陸前高田の薪問題や福岡の福島応援ショップ撤退の問題、愛知の花火自粛問題などを聞くと、20年前の歌だが、こういう東北の主張を無視し続けてきたのは誰なのか問い詰めたい。
そして、どの口で「がんばろう東北」等と言っているのか、恥ずかしくはないものか伺ってみたい。

白河以北一山百文 (影法師)

都会で出たゴミ しこだまつけで トラックこっちさ のんべ(捨て)に来る
こごらの土地は 値打ちねぇがら ゴミぶん投げんなさ 丁度いいなだど

※白河以北一山百文て  みがすめらっだ(侮られた) あん時から
 あっちの野郎べら 持ってくんなは  おらだのだって(危険な)もの ばっかしだ

リゾートなつうもの こしゃぐ(作る)ために 山だて沢だて ぼっこ(こわ)される
ちゃらちゃら 遊ぶ 野郎べらのため なしておらだが 泣がんなねなや

※繰り返し

原発みだいな だって(危険な)ものは ないでもこっちさ 押つけでよごして
いい思いすんなは 我だばっかし ばっぺな(割に合わない)もんだな 東北なつうなは

※繰り返し

ゴミだて原発だて おめだ(お前たち)のもんだも そっちでなんとが すんなが筋だべ
ゴミさまんびっちぇ(まみれて) 生きでみんだ 原発しょって 暮らしてみんだ

※繰り返し

……………………………………………
原発推進の政策は農業否定の政策と表裏一体のものではないかい?

財界やアメリカも工業化を望んでいる。
日本の工業製品は国外に売って、アメリカの農産物を買うということでバランスをとるのが、財界・アメリカの望み。
んでもそうすると国内の農業は邪魔なんだよな…
それに日本が工業化、近代化するためには原発が必要。
そうだ!
農業をつぶす代わりに原発を置かせて、補助金でもやればいいんじゃね?

…80年代の自動車輸出による貿易黒字と輸入自由化の問題は、上記のような構造から表面に出てきたものだと理解しているが、どうだろう。

そしてこの構造の中で、一番おいしい汁を吸えた者は、どこに住む人だったろうか。
……………………………………………

ある農業青年の主張  (影法師)

オレの田んぼんの 鼻面もとに ベナべナ板の 家ができた
ある日 田んぼで たい肥をまいてたら 奥さん飛んできて こう言った
「まぁ、やめてください そんな汚いもの家の前にまくのは」

※あぁ できるものなら できることなら こいつに米は 食わせたくない

ウサギ小屋に住んではいても 気持ちだけは 中流家庭 
中流家庭の奥さんが来て 稲の苗見てこう言った
「まぁ、立派な芝生ですこと 最近はリゾート開発が盛んですから 
芝生もけっこういいおカネになるんでしょうね」

※繰り返し

田植えをしていた五月のある日 子どもを連れて奥さんが来た
泥にまみれたオレを指さし 聞えよがしにこう言った
「ボクちゃん、よーく見ときなさい 勉強しないとね 大きくなったら
あんなことしなくちゃ いけなくなるのよ」

※繰り返し

経済大国 飽食日本 誰もかれもがにわかグルメ
稲刈りしてると 奥さんが来て まじめな顔してこう言った
「お宅では まだササニシキを作ってらっしゃるんですか
 宅の主人はグルメなものですから 
山形のササニシキはまずいと言って 食べませんのよ」

※繰り返し

選挙の時だけ 百姓の 味方面する政治家先生 
上がってしまえば こっちのもんだと ついつい本音が 顔を出す

「私も米の全面的な自由化には反対であります しかしながら、昨今の情勢を鑑みるに
 米一粒たりとも輸入しないというのは あまりに非現実的な考えなのではないかと 
斯様に思う次第であります」

※繰り返し
  


Posted by はぬる at 17:28Comments(0)山形・上山