2013年07月14日

Are You In Exile?

Exileの意味
名詞…国外追放 亡命 国外放浪 流浪 追放者 流罪人
動詞…国外に追放する(受身で使われることが多い)
   亡命する

Exileとは、要するに権力からはじかれた人々のことを指す言葉だ。だから、彼らは「国」やら政府やらとは一定の距離を保つ。そして時には自分を迫害するものとして政府や権力・「国家」と敵対することもある。Exileとはそういった人々だ。

引用(なお、候補者氏名に関してはイニシャルに変えた)

ネットに自民候補応援写真 NHK、EXILEメンバー出演番組を放送延期
2013.7.13 08:30 [TV・ラジオ番組]    
 NHKは12日、人気グループ「EXILE」のメンバー、USA(36)が、自民党比例代表候補のI氏を応援している写真がインターネット上に掲載されたとして、USAが出演するEテレの番組の放送を参院選後に延期した。(サンケイスポーツ)
 NHKは理由について「報道機関として、政治的公平性に疑念が持たれないように配慮した。個別のケースをその都度判断している」と説明している。
 I氏が8日付のブログに、自身とUSAが並んでいる写真を掲載。USAは「日本の宣伝隊長! がんばってください」などと書かれたメッセージを掲げている。
 番組は12日夜に放送予定だった「Eダンスアカデミー」で、別番組に差し替えた。19日の放送も中止し、参院選後に放送する予定。
 I氏は、プリンのかぶりもの姿で「携帯哀歌」などを歌った音楽ユニット「東京プリン」のメンバーとして活躍したタレント候補。選挙運動が解禁されたインターネットを“主戦場”とし、遊説はせずにネット上で情報を発信している。自民党の公認を得た5月以降は、アーティストを取材しその模様をネットで公開していた。EXILEとの交流も深かったという。
産経新聞

EXILEが候補者応援、NHK番組中止 公平性に配慮[PR]
 NHKは12日、Eテレで放送予定だった番組の出演者が、参院選の候補者を応援する写真がインターネット上に掲載されたとして、この番組の放送を急きょ取りやめた。「選挙期間中は政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮しているため」としている。
 番組は毎週金曜夜に放送中の「Eダンスアカデミー」。子どもたちにダンスを教えるためレギュラー出演している人気グループ「EXILE(エグザイル)」のメンバーが、自民党の比例代表候補者と並び立つ様子が、候補者のブログやフェイスブックで8日付で公開されている。
 NHKは来週19日の放送も取りやめ、参院選終了後の26日から再開する。
 問題の写真は、候補者とエグザイルのメンバーのツーショット。候補者は自身のポスターを持ち、メンバーは「がんばって下さい!!」と書き添えたサインを掲げている。今回の参院選からネット利用が解禁されて、候補者は公示後も、選挙活動の様子を自身のブログやフェイスブックで紹介することが可能になった。
朝日新聞  2013年7月12日20時57分

引用終わり

こんな権力べったりで、「君が代」なんか歌って悦に浸っているような奴らがExileなんて本当におかしい。
Exileと名乗りたいなら、むしろ権力やそれを象徴するようなものからは距離を保つべきなのだ。
それなのに、彼らは権力にどんどん近づく。そして意識してかしないでか、政府や権力者の広告塔になっている。
Exileならば、「日本の宣伝隊長! がんばってください」なんていわれたら、「私たちはExile(流浪者、国外追放者)なのだから、日本の宣伝隊長になれる立場にありません。」と答えるのが本当だろう。
あの人たちは恥ずかしくないのか。

もうExileなんて名前やめて、The Agent of Power(A.o.P) とか The Dog of Power(D.o.P)なんてグループ名に変えたらどうか。

この文章は彼らの社会に向き合う態度に対する批判文だ。

KARAWAN
タイにคาราวาน(karawan とか caravan と読むらしい)というバンドがあった。今もあるかわからない。彼らは何度か放送禁止・発行禁止になっている。(คาราบาวとの関連性とかよくわからないことが多いけれど。参考:カラバオバンドの歴史http://krung.exblog.jp/6710868  )
その彼らの歌に
คนไร้ราก (knlailakと読むのかな)というのがある。『根無し草』という意味だそうだ。
http://www.youtube.com/watch?v=4YLJSaIKJA4
http://www.youtube.com/watch?v=Y7qQtdqEE8U
歌詞の中身は全くわからないけれど、オレはこの歌(曲調)がタイトルにマッチしていてすごく説得力を感じた。
คาราวานはこのような歌も歌っている。
http://loogthungthai.blog34.fc2.com/blog-entry-179.html
http://loogthungthai.blog34.fc2.com/blog-entry-278.html

ついでに
http://www.youtube.com/watch?v=unEpBVRUDX8

権力べったりの『Exile』と発禁処分を受けたこともあるคาราวานが歌うคนไร้ราก…

やはり日本の『Exile』はExileではないと思う。
そして、つくづく日本社会には『水滸伝』と水滸伝のような関係が多いなと思う。
日本社会には文化人や芸能人など、多くの人の注目を集めるような人に、社会的なまなざしが全くないか、強い権力に対してあまりにも無批判・無自覚な人が多すぎるような気がする。

今回のExile然り、長嶋茂雄然り…
オレはこのような人たちに対して全く評価しないばかりか、正直、軽蔑の念さえ覚える。
逆に自身の社会的な地位を自覚して、社会を批判的に考えようとする姿勢のある人を評価する。しかしそのような人はあまり表に出てこない。

本質を追究しない社会…日本

でも、本当にそれでいいんだろうか。
  


Posted by はぬる at 15:20Comments(0)雑感・いろいろ

2013年07月08日

水滸伝の前史

ある方から、水滸伝に関して非常に有用な情報をいただいた。

なんと、水滸伝の最終成立以前の明代に描かれた、明代の演劇「水滸伝」が出版されるというのだ。
どのような内容になるかはわからないけれど、大宋宣和遺事とか水滸戯とかで語られた豪傑たちの話が読める可能性が高い。
その中には、水滸伝本伝から抜け落ちた話もある。そんな話をまとめて出版するのだろう。
楽しみである。キリッとした李逵とか、だらしない燕青なんかが、なんであんな人物像に変わったかもわかるかも知れない。そこには中国の人々の想いがはっきり現れてくる。


どうやら、この人が翻訳するらしい。
『月刊水滸伝 Webマガジン 2013年5月1日 中国大衆文化のスペシャリスト・岡崎由美教授が「水滸伝」の魅力を分析』
http://suikoden108.com/webmag/6/

ぜひ、駒田信二氏のような名訳を望みたい。

叢雲乃飜さん、貴重な情報をありがとうございます。
m(_ _)m




ところで…
この「月刊水滸伝」というサイト。
オレはあんまり評価していない。
あまりにも水滸伝の初歩者におもねり過ぎている感じがして、逆にしっかり抑えてほしいところがなおざりになっている。
確かに、間口を広げるという点で大きな役割を果たしているのは認めるが(その意味では北方『水滸伝』も同様に間口を広げただろう)、結局そこから広がらない。むしろ、日本人に合わせた水滸伝しか見えないようになっている。

たとえばBooksのページを見ても、完訳の紹介は吉川幸次郎・清水茂両氏によるものしかない。水滸伝を知らせるのであれば、吉川幸次郎氏・清水茂氏のものに合わせて、駒田信二氏の120回本の紹介もあってしかるべきなのにそれがない。
日本人の小説『水滸伝』が大半を占める。

また、上記で紹介したページに
>「三国志演義」「西遊記」とともに中国3大名著のひとつ
などと書いてあるが、「中国3大名著」というくくりはない。
四大奇書なら「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「金瓶梅」、四大名著なら「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「紅楼夢」なのだ。なぜ「金瓶梅」「紅楼夢」をわざわざはずす必要があるのか。(「金瓶梅」はトリビアの中で紹介しているのにもかかわらず!!)
水滸伝を広めたいのであれば、「三国志(三国志演義ではない)」にだけ異常に人気が集まり、「西遊記」「水滸伝」はタイトルだけ、「金瓶梅」「紅楼夢」は名前すら知られていないという日本の状況を問題視すべきだ。

まぁ、「何を細かいことをぶつぶつと…」と思うかもしれない。
けれど、水滸伝を広めたいのなら、岩波少年文庫の『水滸伝』(松枝茂夫訳)のような仕事をこそ、ほめるべきではないだろうか。

それができていないので、オレはあんまり評価していないのだ。
  


Posted by はぬる at 21:34Comments(0)雑感・いろいろ

2013年07月07日

理想と現実

今の日本社会では「理想ばっかりでもっと現実を見ろ」といったことがよく聞かれる。

確かに現実を見ないのは、ダメだろう。
理想は飯を食わせてくれないのは確かなことだ。

だが、むやみに現実にのみ目をむけ理想を見ないのもどうかと思う。
現実の延長に理想を抱かないと、どんどん現実が後退していく。
理想のない現実主義は事態を悪くしていくだけだ。

厳しい現実の中で理想に向かうとき、というのは本当につらい。
だからそんなときは愚痴を言ってもいい。
思考停止しないためには愚痴でも何でも、今の想いを話しあう場が必要だ。

一番悪いのは、現実のみに目を向けて、理想を語ってもしょうがないだろうと理想を語ることを諦め、今ある『現実』のみを受け入れてそれ以上考えなくなることだ。

その点、今の日本社会はどうだろう。

理想を現実にあわせるのでなく、現実を理想にあわせていく努力が必要なんじゃないのだろうか。
それがどんなに高い理想であったとしても、周りから『理想ばっかりで、地に足が着いていない』なんて揶揄されても、だ。  


Posted by はぬる at 19:48Comments(0)雑感・いろいろ

2013年07月01日

일어나  立ち上がれ

http://www.youtube.com/watch?v=vkG9i6LZbfw

일어나

김광석

검은 밤의 가운데 서있어 한치 앞도 보이질 않아 
어디로 가야 하나 어디에 있을까 둘러 봐도 소용없었지
인생이란 강물 위를 끝없이 부초처럼 떠다니다가
어느 고요한 호수가에 닿으면 물과 함께 썩어가겠지
일어나 일어나 다시 한번 해보는 거야
일어나 일어나 봄의 새싹들처럼

끝이 없는 말들 속에 나와 너는 지쳐가고
또 다른 행동으로 또 다른 말들로 스스로를 안심시키지
인정함이 많을수록 새로움은 점점 더 멀어지고
그저 왔다갔다 시계추와 같이 매일 매일 흔들리겠지
일어나 일어나 다시 한번 해보는 거야
일어나 일어나 봄의 새싹들처럼

가볍게 산다는 건 결국은 스스로를 얽어매고
세상이 외면해도 나는 어차피 살아 살아 왔는 걸
아름다운 꽃일수록 빨리 시들어 가고
햇살이 비치면 투명하던 이슬도 한순간에 말라 버리지
일어나 일어나 다시 한번 해보는 거야
일어나 일어나 봄의 새싹들처럼
일어나 일어나 다시 한번 해보는 거야
일어나 일어나 봄의 새싹들처럼


立ち上がれ

金光石

暗い夜の真ん中に立っていて 一歩先も見えない
どこに行かなきゃ行けないのか どこにいるのか 見回してみてもどうしようもない
人生という河の水面を絶え間なく 浮き草のように浮かび流されて
どこかの静かな湖に行き着くと 水と一緒に腐っていくだろう
立ち上がれ 立ち上がれ もう一度やってみるんだ
立ち上がれ 立ち上がれ 春の新芽のように

終わりのない言葉の中で オマエとオレは疲れ果て
また違う行動で また違う言葉で 自分を安心させる
認めることが多くなるほど 新しさは少しずつ遠ざかり
ただ行ったり来たり 時計の錘のように 毎日毎日揺れるんだろう
立ち上がれ 立ち上がれ もう一度やってみるんだ
立ち上がれ 立ち上がれ 春の新芽のように

軽く生きるということは 結局自身を縛りつけ
世の中がそっぽを向いても オレはどうせ生きているんだ
美しい花ほど早く枯れ 
太陽の光が照らせば透明だった露も 一瞬のうちに乾いてしまう 
立ち上がれ 立ち上がれ もう一度やってみるんだ
立ち上がれ 立ち上がれ 春の新芽のように
立ち上がれ 立ち上がれ もう一度やってみるんだ
立ち上がれ 立ち上がれ 春の新芽のように
  


Posted by はぬる at 23:39Comments(0)韓国