2015年02月18日

水滸伝 100回本 読了

読書中と書いたのが去年の10月くらいだから、4ヶ月もかかった。
忙しくて中断していた時期もあったから、こんなに時間がかかった。

120回本との大きな違いは、やっぱり田虎・王慶戦がないこと。
この20回がないだけで、すごく違いを感じた。
120回に慣れている俺としては、
「え?もう終わり?」感が半端ない。
やっぱり頭領方には全員そろって活躍する場面が遼国戦だけ、と言うのはさびしい。
昔の人が100回本に20回を足した理由がわかる気がする。

ある掲示板で120回本は蛇足で、100回本の完成形を台無しにしている、と強く主張する意見があったのだが
オレはそれに対して結局良く理解できないままだった。

でも、詩がそれぞれの回の冒頭にあってすごく良かったし、水滸後伝とのつながりがすっきりしているのは100回本の強みだと思う。

これから水滸後伝を読もうと思う。
(もう何回目だろう…)

宋江に対して、多くの人が疑問を抱いているが、最近、なんとなく理解できる気がする。
以前コメントを下さった方とのやり取りの中で「徳」に着目するといいと書いたが、今回はそれをさらに意識しながら読んだ。
第110回(100回本では第90回)   燕青秋林渡射鴈  宋江東京城獻俘
で宋江が徳について語る部分があるが、

宋江道:『為軍的人學射弓箭,是本等的事。射的親,是你能處。我想賓鴻避暑寒,離了天山,銜蘆度關,趁江南地暖,求食稻粱,初春方回。此賓鴻仁義之禽,或數十,或三五十隻,遞相謙讓。尊者在前,卑者在後,次序而飛,不越伴。遇晚宿歇,亦有當更之報。且雄失其雌,雌失其雄,至死不配,不失其意。此禽仁、義、禮、智、信,五常倶備。空中遙見死鴈,盡有哀鳴之意。失伴孤鴈,并無侵犯,此為仁也。一失雌雄,死而不配,此為義也。依次而飛,不越前後,此為禮也。預避鷹鵰,銜蘆過關,此為智也。秋南春北,不越而來,此為信也。此禽五常足備之物,豈忍害之。天上一鴻鴈,相呼而過,正如我等弟兄一般。你射了那數隻,比俺弟兄中失了幾箇。人心內如何?兄弟,今後不可害此禮義之禽。』
http://cls.hs.yzu.edu.tw/shz/bin/body.asp?CHNO=110 より)

なるほどな、とすとんと落ちた。

細かいけれど、関勝の最後も違っていた。
これは註釈で解説があったけれど、
う~ん…120回の方がいいなぁ。


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