2009年07月17日

もともと風なんか吹いてなかった

追い風だったというのなら、テレビで、新聞で、ラジオで、どの程度共産が取り扱われていたか、数字を出して欲しい。
民主や自民と同程度には取り扱われていたんだろうな。
オレが見ていた限りでは一度も共産の名前は出てこなかったが。
共産に追い風が吹いていたのに戦術が悪くて議席を減らしただの、政権交代を主張して民主の批判をして足を引っ張るだの、はては自公の補完勢力だのいう人たちには、きっと毎日のように共産の名を、民主や自民が取り扱われるのと同程度、テレビで見る事ができたんだろう。

選挙の度に思うのだが、財界およびマスコミは当然のこととして、なぜ普段自公の批判をしているブロガーたちの多くはこうも民主に甘く、共産に辛いのだろうか。
民主は幾度となく国政、地方問わず有権者の期待を裏切ってきたではないか。その実績を見ずしてどういう投票行動をとろうというのだ?
都議会では石原都知事を助けてきたのは自公に加え民主ではなかったのか?
自公と民主一体どこがどう違うというのか。
「よりマシ」だから民主に投票する?
「一番マシ」に投票すべきではないのか?
「一番マシ」が勝てそうにないから「よりマシ」な民主を選ぶという人は共産を批判できないだろう。
「一番マシ」をとおす努力を最初からあきらめているのだから。
都知事選の時もそうだったが、どうも共産に対して自分のことは棚にあげる、上から目線的な批判が多いように感じる。

そしてそういった批判をする人たちは、共産が自民および民主と公共の電波の上で、同じ土俵の上にたたされていないという現実を無視する。
「政権交代」の主張で忙しい人たちは、90年代前半の「政権交代」で何があったか、という現実を見ようとはしない。
その裏で「よりマシ」な選択が「現実的な」判断だと考え、共産支持者にその「現実的な」判断を迫る。時には「自公の補完勢力だ」などという言葉までをも使って。
これはダブルスタンダードというものではないのか?

結局、日本に議会制民主主義が根付くのはまだまだ先のことなんだろうなぁ…とつくづく考えた。

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