2009年07月22日

なんだかなぁ

政権選択選挙だの、政権交代選挙だの…
多くの場合、選挙(特に衆議院選挙)であれば政権交代の可能性はいつだってあるし、選挙ってそもそも政権を選択するためにあるんじゃないの?
さも「今回は特別」だとでも言いたそうに、自公民およびマスコミが政権選択選挙、政権交代選挙連呼してますが、普通は選挙の度に政権交代はあり得るものだし、有権者は投票によって政権を選択しているのだ。その結果、たまたま自民が長い間、政権に居れただけのことである。だから「今回の争点は政権交代です。」なんていう議員や政治評論家がいたら、そいつは議会制民主主義を理解してないし、議員とは何かすらわかっていない。「今回の争点は政権交代です。」なんていうマスコミがあったら、ジャーナリズムを名乗る資格はないだろう。
政権交代は争点にはなり得ない。通常は、ある(複数の)争点で争った結果によって政権交代がおこるからだ。
だから「今回の争点は政権交代です。」というのは日本語として成り立っていない、意味のない言葉なのだ。

今日一日こんな基本的なこともわかっていない言葉がテレビの中で飛び交っていて、且つ、意味有り気に捉えられているような雰囲気があり、非常にうんざりさせられた。



同じカテゴリー(選挙とかその辺)の記事
 なぜ政権交代と言わない (2012-12-20 21:44)
 足し算のやり方を知らない人々 (2011-08-31 15:27)
 ほっだいテレビがエライなが? (2009-07-25 21:05)
 もともと風なんか吹いてなかった (2009-07-17 00:19)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。